イチローの成績で日米通算4000本安打の評価を暴露!?
このページは、イチローの日米通算4000本安打についての評価についてお伝えしています。
日米通算なのでどんな評価をされているのか知りたいと思っているあなたには楽しんでいただけると思います。
日本で生まれ、今や世界を代表するヒットメーカーとなったイチロー。そんなイチローは43歳となった2016年シーズンにおいては、過去2年間の不振が嘘のようにヒットを量産しました。
一時は.380という高打率を記録した時期もありつつ、最終的には打率がわずかに3割を割ってしまったものの、.295というハイアベレージを記録しました。特筆すべきはメジャーリーグ通算3000本安打を達成したこと。
そして、日米通算4,257本という史上最多安打記録を打ち立てたことです。特に後者の記録では日本においてカウントダウンが行われるほどに盛り上がりを見せ、前者ではアメリカにおいて特に注目されました。
「日米通算」という記録がどのような意味を持つのか、という議論は盛んにおこなわれ、特に従前の記録を持っていたピート・ローズのコメントの賛否は日米でも大きな話題になりましたが、実際にはどのような評価をされているのでしょうか。
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日本では好意的な4000本安打
日本においての日米通算記録というのは言うまでもなく、好意的かつ伝説的な記録としてとらえられています。日本プロ野球における最多安打記録を持っていたのは張本勲で、3085本です。
それをはるかに凌駕するイチローの記録は、もはや更新することがほぼ不可能であると考えられるからです。一般的にはこうしたイチローの記録には好意的な評価です。
ただ、張本勲氏は、「メジャーリーグの試合数は日本のプロ野球と比べて試合数が多いから通算安打は参考記録にしかならない」というコメントを残しています。国内で数少ないネガティブ側の評価をしているといってもいいでしょうか。
そして、気になるのはアメリカでの評価です。実はアメリカにおいては日本における盛り上がりはあまりなく、しかしながらおおむね好意的にとらえられているといっていいでしょう。
例えば、イチローがシーズン最多安打記録を更新し、1年間で262本ものヒットを積み上げた2004年は、アメリカ球界を挙げて記録をたたえました。
例えばメジャーリーグ機構が全国紙であるUSA Today 紙に記録を祝福する全面広告を掲載したほか、コミッショナーの特別表彰をしていましたが、今回の日米通算記録更新というところでは特段の表彰などはありませんでした。
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メジャー通算3000本の方が評価は高い
記録の祝福という点では、メジャーリーグ通算3000本安打達成の時のほうが大きな祝福を受けたといえます。例えば、達成したのはコロラド・ロッキーズの本拠地スタジアムであり、イチローにとっては言わば「敵地」でした。
しかし、観客はスタンディングオベーションで敬意を表し、チームメイトもグラウンドになだれ込んでイチローの3000本安打を祝福しました。
さらに所属するマイアミ・マーリンズ、対戦相手のコロラド・ロッキーズ、さらに過去に所属したニューヨーク・ヤンキースの公式ツイッターまでもがメジャーリーグ3000本安打を祝福したのです。
また、4,256本という自身の安打記録を超えられたピート・ローズでさえも、イチローのことを途方もないバッターであるということや、自動的に野球殿堂入りを果たすべきだというコメントを残しているのです。
日米通算の記録とメジャーの記録の大きな違いは、リーグの前提が違う記録をどのように扱うかということです。イチロー自身も、4,257本という日米通算の安打記録を更新した際に、その本数にゴールを設定したことはないとコメントもしています。
しかし、メジャーリーグ通算3000本の安打記録を達成した際には神妙な表情で、目頭を熱くするシーンもあるなどやはり公式な「記録」と記憶に残る「実績」との違いがあるのではないでしょうか。
イチローが世界最高のヒットメーカーであることには疑いの余地がありません。日本人の我々はイチローの記録更新が来シーズンも楽しめるということで、2017年シーズンを楽しみに待ちたいと思います。
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