イチローがピッチャーをした球宴の成績とは!?
このページは、イチローが投手をしたオールスターゲームのことについてお伝えしています。
当時のことをイメージしながらいろんな角度から考えていきたいと思います。日本球界を代表する選手であり、今ではメジャーリーグ屈指の安打製造機としてその名をとどろかせているイチロー。
自身が44歳となる2017年シーズンでも所属するマイアミ・マーリンズの主砲・スタントンや外野のレギュラーであるイエリッチがWBCに出場することが濃厚であるため、開幕戦をスタメン出場する公算が高くなっています。
そんなイチローは高校時代に在学していた愛工大名電高校で一時期エースとしても活躍していたことは広く知られています。さらに、2015年10月にはメジャーリーグ公式戦にも登板しています。
8回に自身メジャー初となる投手としての出場を果たしたことは大きなニュースになりました。その試合はマイアミ・マーリンズにとってのシーズン最終戦で、フィラデルフィア・フィリーズとの試合でした。
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メジャーでも投手として登板
すでにポストシーズンの出場が絶たれていたマーリンズは、1か月以上前からイチローと公式戦における登板について話をしていたようです。2-6と4点ビハインドの場面で登板したイチロー。
ストレート中心の配球をした先頭打者に2塁打を打たれたものの、その後はチェンジアップやスライダーを駆使して空振りや見逃しストライクを奪うなど投手顔負けのピッチングを見せつけました。
そんなイチローですが、実は日本でも投手として登板した実績があります。それは1996年のオールスターゲームです。当時のオールスターゲームは3試合で行われていました。パリーグの外野手として選出されていたイチローは第2戦でも出場していました。
7-4とパリーグ3点リードで迎えた9回表、登板していた西崎(日本ハム)が先頭の江藤(広島)、大豊(中日)を打ち取り、バッターボックスに松井秀喜(巨人)を迎えた局面です。
パリーグの指揮をとっていた仰木彬監督が、外野を守っていたイチローを登板させたのです。仰木監督は当時人気Jリーグの人気が絶頂となり、落ち気味だったプロ野球への注目度、試合展開等様々な観点を考慮した采配をふるいました。
当時セパ両リーグのスターだったイチローと松井の対戦を実現させようとしたのでした。しかし、結果として、投手イチローに対してオールスターへの冒涜と認識したセリーグの野村監督が松井に代打高津(当時ヤクルト)をだします。
そのため、夢の対決は実現しませんでした。結果はショートゴロに倒れ、パリーグが勝利をつかみましたが、当時は物議をかもした采配だったのです。イチローの公式記録としては5球を投げて1/3回、無安打・無失点という成績が残っています。
後日談でイチローと対戦希望の有無を聞かれた松井が対戦したくないという話を野村監督にしていたことも伝わっています。プロ野球オールスターゲームの盛り上がりを取るのか、選手のプライドを優先するのか、判断が難しかったといえるでしょう。
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野手では3タコ
ちなみにこの試合で『野手・イチロー』はパリーグの1番打者としてフル出場を果たしています。先頭打者で迎えた初回は斎藤雅樹(巨人)の前にセカンドゴロ、4回の第2打席も、山部(ヤクルト)の前にセカンドゴロ。
第3打席でガルベス(巨人)から四球を選びその後ホームインをしています。7回の第4打席は同じくガルベスからファーストゴロ(セカンドフォースアウト)に倒れています。
このとき1塁に残ったイチローは二盗をきめ、村松の3塁打で生還します。3打数0安打、1四球2得点という成績でした。球宴では大活躍をするイメージの強いイチローではありますが、この試合において野手としては打撃で貢献はできていません。
ただ、盗塁や得点などでチームに貢献しているイチローらしさがでていた試合だったともいえるのではないでしょうか。2017年シーズンにどのような成績を残してくれるのか、大ベテランとなったイチローから今シーズンも目が離せません。
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