イチローはなぜ、前田智徳を天才と言うのか?
このページは、イチローがなぜ前田智徳のことを本当の天才と語るのか。
そのことについて詳しく解説していきます。イチローファン、前田智徳ファン必見になります。
孤高の天才イチロー。人は彼を天才と呼びます。しかし、そんなイチロー自身が尊敬してやまない人物がいます。それが元広島カープの前田智徳です。彼もまた天才と呼ばれていた選手です。
イチローが前田に憧れていたという話は有名ですよね。そして前田智徳こそが本当の天才とも語っています。共通点も多いこの2人ですが、イチローはなぜ前田のことを天才と思っているのかというところに踏み込んでみたいと思います。
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前田智徳とは?
前田はカープ一筋23年のミスターカープといっていいほどの存在です。獲得タイトルは、ベストナイン、ゴールデングラブなどなど。2000本安打も達成しておりまた生涯打率は.302で素晴らしい打者です。
右足のアキレス腱を断裂したりと波乱の野球人生でしたが、2000本安打を放つなど天才的な打撃が魅力でした。晩年は代打の切り札として活躍していましたが現役最後の打席は手元へのデッドボールでの骨折で幕を閉じました。
前田は天才と称されることが多い選手でした。あの落合博満もイチローよりも本当の天才は前田智徳だといったくらいです。それぐらい、野球の玄人の人たちからその才能に注目されていたのが前田智徳なのです。
前田智徳が天才と言われる理由
高校は熊本の名門・熊本工業高校でした。あの川上哲治と同じ高校です。センター前のヒットを打ってもホームランにできた球を打ちそこなってしまったと悔しがって涙を流したいう逸話もあります。
普通の選手であれば、ヒットを打っただけでうれしいのですが、前田は意識が高い選手だということがわかります。また、プロに入ってからもそのすごさは際立っており、とくにチャンスでの集中力は凄かったです。
まるで獣を仕留めるライオンのような鋭い眼光でボールをとらえていました。そんな前田が引退後にインタビューで、野球人生で一番印象的な打席はと聞かれたときにファールなら一度あると答えたそうです。
2000本もヒットを打っている中のものではなくファールでの打球が唯一のものだそうです。こだわりの強さが凄いです。納得する打球をほとんど打っていないというのは驚きですよね。
そういった妥協を許さない姿勢こそが天才と言われる存在なのでしょうし、前田の持っている雰囲気なのかもしれません。前田の打撃と言えば引っ張りが多い印象です。
バッティングフォームは非常に脱力したフォームで、インパクトの直前に力を集中させるようなフォームです。脱力したフォームというのは、投手からすると非常に投げにくいものと思われます。投手の嫌がる打者であるともいえます。
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イチローの背番号との関係性は?
イチローの入団当初の背番号は51でした。これは自分の名前がイチローなのでそれを数字の16とし裏返すと51に見えることから51にしたとの説もありました。しかし、その噂は違うのかもしれません。
イチローはプロ入り前から前田智徳への憧れがあったそうで前田智徳も入団当初は51番をつけていました。そこからイチローも51番をつけたといわれています。
また、イチローがヤンキースへ移籍した際に51番に空きがなく31番を背負いました。プロ野球人生で51以外をつけたのは初めてです。この時31番をつけた理由は特に語っていませんでしたが、本当は前田を意識していたからだと思います。
というのも前田が51番の次に着けた番号は31番だったからです。ここまでくればもはや偶然ではないでしょう。イチローと前田、どちらも野球の時の集中力はすさまじいものがありました。
特に前田智徳はバットではなく刀をもっているのでは?と思わせるような打席での雰囲気がありました。そういった選手は多くはないのでとてもかっこよかったです。
現役時代は笑わないイメージがあった前田智徳ですが、引退後はニュース番組のスポーツを担当しお茶目な一面も見せています。こういったギャップも天才と言われている要因の1つなのかもしれません。
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