イチローと大谷翔平はどっちが本当の天才なの?
大谷翔平・・・。日本球界にすい星のごとく現れた過去に例のない投手と打者の二刀流で今、日本球界のスターとして確固たる一を築いている天才若手選手です。
そして、誰もが認める孤高の天才・イチロー。
1994年に当時日本球界では誰も成し遂げていなかったシーズン200本安打を達成(最終的には210本)し、メジャーリーグでの1シーズン最多安打、日米通算の最多安打記録を持つ、孤高の天才・・・。
では、イチローと大谷翔平、どちらが本当の天才なのでしょうか。そもそも天才とはデジタル大辞泉によると「生まれつき備わっている、並み外れてすぐれた才能。また、そういう才能をもった人」(抜粋)という定義がなされます。
イチローも大谷翔平も、日本やメジャーリーグで残している輝かしい実績を鑑みると、いずれの選手も「並外れて優れた才能」をもった「天才」であるといえるでしょう。ではどのような点が「天才」なのでしょうか。
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大谷翔平は天才なの?
まず大谷翔平から考えてみます。身長193cm、体重100kgの恵まれた身体から、2016年シーズンは投手として10勝をあげ、さらに自身の持つストレートの最速記録を165キロに更新しました。
打者でも打率は.320を超え、本塁打も20本を放つなど、投打に大活躍のシーズンでした。2013年の開幕戦では、球団高卒新人野手として54年ぶりに先発出場を果たし、さらに2安打でヒーローインタビューをうける鮮烈なデビューを果たします。
高卒野手は投手と比べて、木製バットへの適用や、プロの変化球のキレ、アウトコースのストライクゾーンなど高校時代との変化が大きく適応することが難しいといわれますが、大谷翔平は高卒後即対応してしまったのです。
大谷翔平は体の大きさや、体のしなやかさといった身体的な特徴はもちろんのこと、大谷選手が持つ野球に対する貪欲な向上心と、「生まれ持った野球センス」がプロ野球で大活躍できる一つの大きな要因であるといえるでしょう。まさに天才です。
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イチローは努力の天才?
一方のイチローです。イチローは身長180cm、体重80kgとプロ野球選手としては一般的な体格です。しかし、43歳をむかえた2016年シーズンでも、1塁駆け抜けのタイムは4秒前後を誇り、メジャーリーグでも有数の俊足選手として君臨しています。
また、その類まれなバットコントロールで多くのヒットを量産し日米通算の安打数は世界最多です。一部ではイチローは50歳まで現役を貫くという情報もあり、まさに前人未到の地を突き進んでいるのです。
なぜイチロー選手が40歳を超えた今も活躍できるのでしょうか。それはイチロー選手が「努力することの天才」であるからではないでしょうか。イチロー選手は2009年シーズンを除いて、日米のプロ野球界において大きなけがをしたことがありません。
しかも2009年は出血性大腸炎による故障者リスト入りであり、いわゆる「怪我」ではないのです。この「怪我をしづらい」身体ができている理由は、普段からの地道な筋力トレーニングやストレッチなどの入念な準備を欠かさないことその根底にあります。
なおかつ40歳を超えてからも継続できているということについては驚愕の念を感じます。まさに「努力することの天才」であるからこその結果であるといえるのです。
大谷翔平とイチローは、ともにプロ野球やメジャーリーグで歴史に残るたぐいまれな成績を残しているという点では共通していますが、その根底にあるものは全く違うものだと考えています。もちろん大谷翔平が努力できない人というわけではありません。
むしろ、生まれ持った野球センスに努力が積み重なり今の大谷選手がいるのですが、イチロー選手は決して有利ではない体格をその努力により覆してきた第一人者といえるでしょう。
天才にふさわしく体格や身体能力に優れているのは大谷翔平で、自らの体をカバーするほどの努力をした「努力の天才」という言葉がぴったりな選手がイチローであるのです。
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