イチローと松坂大輔のすべての対戦成績はコチラ!
メジャーリーグで今なお活躍し続けているイチローと、2015年シーズンから活躍の場をメジャーリーグから日本に移し、日本球界に復帰した松坂大輔。
残念ながら、イチローが日本球界に復帰しない限り、過去「新平成の名勝負」と言われた二人の対戦を見ることはできなくなってしまいました。
松坂大輔が横浜高校時代、公式戦全勝という空前絶後の記録を引っ提げてプロ野球界に登場した松坂大輔。そして、1994年にすい星のごとく現れ、当時史上初のシーズン200本安打を達成したイチロー。
その二人の対戦成績はどのようなものだったのでしょうか。二人の初対戦は1999年5月16日でした。当時オリックスの不動の3番打者だったイチローと松坂大輔の初対戦は初回ツーアウトランナーなしの場面で巡ってきました。
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初対決はイチローの3三振
初球ボール、2球目、3球目はファウル。いずれも149キロから151キロの快速球を投げ込んできました。その後変化球、ストレートでカウント2-2となり、迎えた6球目、松坂大輔のアウトコースストレートにイチローのバットは空を切ります。
初対戦は三振という結果になりました。第二打席は3回二死2,3塁というイチローの見せ場でしたが、スライダーを連投した松坂大輔の前にまたも三振。6回第三打席は先頭打者での対戦。
ここも松坂大輔のスライダーにイチローのバットは空を切りました。最終打席は四球でしたが、初対戦は4打席3打数0安打3三振1四球と松坂に完璧に軍配が上がったのです。
イチローはそもそも三振が少ないバッターでしたが、本格デビューした1994年に元近鉄の赤堀投手から4三振を喫して以来の屈辱といってもいいでしょう。
1997年に216打席連続無三振の日本記録を達成した天才打者をほんろうした松坂大輔は、ヒーローインタビューで「自信が確信に変わった」という名言を残しました。
しかし、イチローも対応力はすさまじく、6月23日の2回目の対戦では初ヒットを含む3打数1安打犠牲フライ1本、3回目の対戦では、松坂大輔からイチローは15号ソロホームランを放つのです。
最終的に日本での通算成績は34打数8安打の打率.235、ホームラン1本、打点4という結果でした。日本での通算成績の数字を見ると松坂大輔がイチローを抑えていた、上回ったといえます。
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メジャーでのイチロー対松坂大輔
そして、松坂大輔がメジャーリーグに移籍した2007年、松坂大輔とイチローはレッドソックスの本拠地、フェンウェイパークで初対戦を迎えます。
当時イチローはバリバリのメジャーリーガーであり、松坂は日本での実績を引っ提げてポスティングシステムを活用し、当時の最高額でレッドソックスに入団しメジャーリーガーの一員になったのです。
そして本拠地での第1球目を当時マリナーズ不動の一番打者として活躍していたイチローに投げ込むことになったのです。注目の初球はインコース低めのカーブ。当時解説者も驚く配球でした。
2球目もインコース低めのスライダーを投じてファウル、その後インコース低めのスライダー、インコースぎりぎりいっぱいへのストレート、インコースのスライダーととことんインサイドをせめてカウント2-3となりました。
迎えた6球目、松坂大輔はアウトコースへのストレートを投じ、イチローはタイミングを外されてピッチャーゴロに終わります。メジャーで松坂大輔とイチローの対戦は通算32打席27打数7安打、3打点5四球4三振、打率.259という結果でした。
通算打率が3割を優に超えるイチローをもってしても、松坂大輔との通算打率は.240台であったことを考えると、いかに全盛期の松坂大輔のピッチングが凄まじかったというのが見て取れます。
ぜひまたあの素晴らしいストレート、そして観客を魅了するスライダーで三振の山を築く松坂大輔が復活してほしいものです。2017年の松坂大輔に期待したいですね。
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