イチローの走塁に海外の反応はどうだったの?
このページは、43歳で現役を続けるイチロー選手の走塁に対してどんな反応なのか。
イチローの走塁に対して海外の反応がどうなのかについてみていきたいと思います。
野球における重要な要素は打撃力(パワー、ミート)、守備力、そして走力です。プロ野球においては打撃が非力で打率が残せなくとも、圧倒的な守備力・走力を武器に1軍に定着し、守備固めや代走としての地位を確立するタイプの選手もいます。
一般的には守備力や走力が秀でているがためにドラフトで指名され、プロでもまれるうちにいつの間にか打撃力がついてスターダムをのし上がっていくという選手も多くいるのです。
その中で圧倒的な守備力と走力、そしで打撃力を持ち合わせているのがイチローです。イチローは今季43歳のシーズンを送りましたが、その走力・守備力は健在であり、さらに近年衰えたと思われていた打撃力も復活の兆しをみせました。
シーズン95本のヒットに加え打率も.295と控えの外野手とは思えない成績を残しました。今期はメジャーリーグ通算3000本安打の達成や、日米通算の最多安打記録を更新し4,257までその数字を伸ばすなど大きな話題を振りまいた一年でした。
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メジャーリーグ500盗塁
さらに、あまり注目されていませんがメジャーリーグ通算500盗塁を記録しました。3000本を超えるヒットを放ったことに加え、500盗塁を達成した選手は過去に5人しかいません。
モリターにタイ・カッブ、リッキー・ヘンダーソンにブロック、そしてイチローです。イチローは現役時代からすでにメジャーリーグの殿堂入りが確実視されているほどの人材です。
アメリカ人にとってはイチローといえばシアトル・マリナーズに2001年にすい星のごとく現れ、新人王とMVPを同時にかっさらっていた印象があまりにも強いため、シアトルに戻って引退してほしいという声も多くあるようです。
さらに、あと数年早くメジャーリーグにきていたら、メジャーリーグ単独での通算安打記録の更新に加えて、盗塁もあと100程度の上積みが期待できたともっぱらです。
なにより、39歳のシーズンまでシーズン25盗塁以下の年がないということが大きな理由だといえます。さらにイチローの走塁については、盗塁以外の点でも海外の反応が大きかったといえます。それはいわゆる「忍者走塁」です。
この走塁は、ホームでのクロスプレーで、ボールが少しそれたことで体をそらし、さらにキャッチャーの動きを冷静にかわし、ホームベースへタッチしたのでした。
これはイチローならではの強靭な下半身、判断力に加え瞬発力・俊敏さがあるイチローだからこそできるプレーといえます。さらにイチローがすごい点は、こういったプレーを何度も行っているということです。
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忍者走塁に海外の反応がすごい
ひじょうにめずらしいプレーでもあったため、海外メディアはこぞってこのプレーを取り上げました。海外の反応はやはり、「忍者のようだ」というファンからのコメントにあふれました。
また、対戦チームからはイチローの予期せぬ動きにより「脱帽した」というコメントも多くありました。最後にイチローの走塁で欠かせないポイントに触れようと思います。
それは内野安打の多さです。内野安打はボールにコンタクトしてからおおむね4秒前後で1塁に到達します。イチローは43歳となった今でも1塁への到達タイムがメジャーリーグ全体の5位以内にはいるなど、恐るべき走力をもっているのです。
盗塁と合わせると、単なる内野ゴロがヒットになり、その後次の打者に投球をする間の数球でイチローが3塁まで到達してしまうこともあるのです。投手としてみればイチローの走塁は厄介なことこの上ないといえるのではないでしょうか。
日本だけではなく、アメリカまでも熱狂の渦に巻き込んでいくイチローの技術、44歳となる2017年シーズンはどのようなプレーを見せてくれるのでしょうか。今から注目です。
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