イチローが英語を話さない理由とは?
このページは、イチローがなぜ英語を話さないのかについてお伝えします。
イチローは今から17年前の2000年オフにポスティングシステムでメジャーリーグに移籍しました。
2001年からメジャーで活躍をつづけるイチローは、すでに16年アメリカで活躍していることになります。しかし16年間アメリカにいるものの我々がイチローをテレビなど通じてみていると、常に通訳を介して日本語を話しているのです。
普通で考えればインタビューなどで英語を話していてもおかしくないと思われますが、いったいなぜイチローは英語を話さないでしょうか。イチローが英語を話さない大きな理由は、イチローのポリシーにあるようです。
本来のイチローはすでに英語を流ちょうに話しており、過去にはシアトルマリナーズ時代に同僚だったケン・グリフィー・ジュニアがメジャーリーグの殿堂入りを果たした際には流ちょうな英語でお祝いの言葉を送っていたほどです。
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イチローの気持ち
その模様はyoutubeにもアップされています。それにもかかわらず、イチローが英語を話さない大きな理由はイチローがインタビューを受ける際の考え方によるものです。イチローは過去このように発言をしていました。
「僕がインタビューを受ける時、おそらく人々は僕が何かについてどう感じたかだとか、僕の意気込みを知りたいからで、僕が英語で話すのを聞きたいわけじゃない。自分の野暮ったい英語で答えたら、要求に応えられないかもしれない。
もしかしたらその瞬間は楽しいかもしれないけれど、僕の考えが知りたくて彼らは聞いてきているのだろうと信じているので。母国語で返答したほうが、自分をちゃんと表現できて良いんです。」
言葉は何よりも伝わるものである一方で、何よりも誤解を生みやすいものです。その言葉の怖さを認識していているからこその発言ではないでしょうか。そのため、イチローがインタビューを受ける時には、必ず通訳がついています。
アラン・ターナー氏はシアトルマリナーズにハマの大魔神・佐々木主浩が所属していた時に通訳をしていた経験もある人物です。イチローもアラン・ターナー氏が通訳しているのです。
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正しい通訳
先述のイチローの言葉の通り、自分の意思や思いを正しく伝えるためにイチロー自身は常に母国語である日本語でのインタビューをしています。しかし、それをイチローが思うままのニュアンスで、正しく通訳することができなければいけません。
アメリカ国内でイチローの思いは正しく伝わることは難しい。それを実現する通訳の存在は言葉を大切にするイチローにとって非常に重要な存在であるといえるでしょう。
2017年シーズンもイチローはマイアミ・マーリンズで試合に出続けることになります。そして、日米最多安打記録をさらに上積み、イチローが大目標としておいているメジャーにおける最多安打記録や50歳での現役生活にむけた戦いが始まるのです。
当然イチローには日本だけでなく、アメリカでの取材がかなり増えることになるでしょう。しかし、イチローはどのような場でも常にインタビューの場では通訳を介し、自身は母国語である日本語で回答することです。
正しいニュアンス・表現で言葉を伝え続けてくれるでしょう。ファンサービスで英語を話したほうがいい、英語を話しているところを見たいというファンも多くいると思われます。
日本語でインタビューに答え、正しい発信をすることこそが最大のファンサービスにつながるという、ストイックでイチローらしいポリシーこそ、イチローが会見等で英語を話すことがない最大の理由であるといえるのです。
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